街道並木の歴史
◆江戸時代
 江戸時代になり街道の整備はさらに重要な政策として取り組まれました。

 ・諸国の街道の改修をして広くなった道の両側に杉や松を主体に植栽した。

 ・道中奉行が任命され、街道の管理については厳格な定めの元に行われた。

風で折れた木や根こそぎ倒れた木の処置について、及び木が枯れた場合の対応について、それぞれ厳しく定められていました。また、当時から虫による松の被害が少なくなかったことも知られます。



「街道の道幅は二間から三・四間(3.6m〜7.2m)、並木敷地の幅は9尺(2.7m)程度、とするのは目安であって、実際には決め難い」 とあります。

我が国では、古代の一時期、街道の規格が厳格に定められ、地形に関係なく等幅で一直線の道が造られたと伝えられますが、江戸時代はかなり緩やかな取り決めだったようです。

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